米国のCoen Gho医師が、今の技術で十分に達成可能な毛髪再生技術の開発に成功したという。これは毛包の一部を残して自毛移植を行うというものである。薄毛部分である移植先では新しく移植された毛髪が定着するのはこれまでの自毛移植と同様である。しかし決定的に相違するのは、ドナーに使用した部位では毛包の一部が残っており、またそこから毛髪が再生してくるという点である。つまりこの新しい技術により、
いくらでも毛髪の供給が可能になるのである。
(以前に情報を下さったかた、どうもありがとうございます。)
- Tressless: The Hair Loss Encyclopediaより -

Coen Gho医師は、
皮膚医療ジャーナルにおいて、部分的毛包単位採取法 (Partial Follicular Unit Extraction)に関する研究を発表した。我々は、この毛包を半分ほど採取し薄毛の部位に移植すると共に、ドナー部位として、毛包の残っている部分でも新しく毛髪が再生するという施術法についての情報を入手した。
研究結果によると、 移植のために毛包を半分採取したドナー部位では、97.7%の毛髪が、そしてもともと薄毛になっていた部位では、 95.9%が毛髪を再生した。これは、自毛移植の手術を行うだけで、いくらでも毛髪を再生させることができる可能性を意味している。この方法であれば、FDAの承認を待つ必要はないし、化学物質や薬品を頭皮に注入する必要も無いのである。
○施術
Tresslessより引用上記に示されている図においては、毛髪、毛包、結合組織が描かれている。研究によれば、極めて小さい中空針を毛髪の周囲に準備し、毛髪を再生させるだけに十分な毛包を残しながら、結合組織を採取するのである。
採取された組織は、視認により移植に使えそうなものを選別する。(採取したものの内、移植に使えるものは69-94%)そして抗酸化、成長促進作用を持った溶液のなかに入れる。(溶液の成分は、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸マグネシウム、リン酸ナトリウム、塩化カルシウム、グルコース、重曹・重炭酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、ピルビン酸ナトリウム、ヒト血清アルブミン、インスリン、ビタミンE)
毛包を移植する薄毛の部位では、手術に使用する針の消毒、頭皮の消毒、麻酔を行い、黒色の色素に浸した鍼灸針で頭皮にマーキングを行う。そして毛髪採取時と同じ直径の穴を頭皮に開ける。
そしてこの穴を開けた部分に、十分な量の採取された組織片が移植される。
植物の株分けを行うために、植物の組織を切り取るような場合をイメージしてみよう。園芸家は、ある特定の病気に強い特徴をもつ植物と遺伝的に同じものを作り出すのである。親株から組織を切り取り、独立した別の個体として新しい場所で成長するのである。中には、幹や葉を切り取り、水に浸すといったシンプルな方法ですむ場合もあるのだ。
この場合、親株から採取する組織が多すぎても、死んでしまうし、少なすぎてもダメであることを園芸家は知っている。
Gho医師は、植物の株分けど同様に、毛髪が破壊され薄毛になっている部位に適応できるような、新しい毛髪を作り出すために、毛包組織をどの程度採取するべきなのか見極めるのにかなりの時間を費やした。
○結果
Gho医師の施術を用いた際の最も効果の高かったケースでは、移植された組織も毛髪を作り出す一方、移植元の部位においても残された毛包は再生し毛髪は成長し続けた。
以下の点が、Gho医師の達成したポイントである。
「5人の被験者について評価したところ、移植後12ヶ月の段階において、移植のために採取した部位でもほとんど全ての毛包が、毛髪を作り出しており、内2つのケースでは採取部位の毛髪の量が増加していた。これは採取時の段階において、休止期の毛包があったためである。この休止期にあった毛包も引き続き毛髪を作り出した」
そして
「5人の被験者について評価したところ、移植後12ヶ月の段階において、移植された部位においても、ほとんど全ての組織片が毛髪を作り出した。」
Gho医師による最新の研究と、現行の自毛移植とを比較すると、以下のすぐれた点があげられる。
- メスを使う範囲が最小で済む
- 手術の傷跡、痛みが無い
- 移植元の毛包が残っており、何度でも移植に使うことが出来る
いっぽうで以下のようなデメリットもある
- 移植された組織が毛髪を作り出すには1年ほどかかる
- 臨床評価を行うために、規模の大きな試験を行う必要がある
- 施術の手間がかかり、手術に丸1日必要な場合もある
○結論
これは画期的な施術であり、まさに今その技術が生まれているのである
この研究結果どおり実行可能なものと考えれば、いくらでも毛髪を供給することが十分に可能となる初めての技術ということになる。
残念ながら、この手術の手間が掛かることと、お金が掛かる。一般人には手の出ない金額になる可能性もある(Gho医師は、ドイツで多くのセレブ達に施術を行ってきたという噂がある)
我々の知る限りでは世界でもこのような施術を開発したのはGho医師だけであるが、今回の研究は世界中の自毛移植に携わる外科医の考え方を転換するものである。ここで用いられる技術は、(Gho医師が開発した)特殊な針を除けば、いずれも非常に身近なものである。この施術に関する知識は全ての人に開かれており、一部の企業が独占するものではない。
Histogen社のケースでも、我々は完成レベルに近いものを今年初めて目にしたわけである。既に動物モデルや憶測の域を超えたのである。これまでは希望も半ばで懐疑的になったものであるが、もはや時代は去ったのである。まさに、これはエキサイトしてもいい時期なのである。
■引用元
Unlimited Donor Hair From Coen Gho’s Partial Unit Extraction » News Archive at Tressless: The Hair Loss Encyclopediaより翻訳。
■いただいたご意見
最近少し不安に思うのですが、そして失礼なことかも知れませんが、、、細胞外マトリックスなどの毛髪培養は本当に成功しているのでしょうか?写真などはいくらでも修正出来ますし…。管理人さんはどうお思いですか?
ご意見ありがとうございます。確かにこれまで毛髪業界はインチキな商品などが多かったこともあり、懐疑的になられるのはもっともなことであると思います。その意味で、ご指摘のように売名行為のためという可能性もゼロではないと思います。
ただいっぽうで細胞外マトリックスそれ自体は、切断された指をも再生させるほどの能力を持っているのもまた事実ではあります。現在のところ、開発した医師のサイトのみが情報ソースの現在、希望的観測にはなるのですが、指を再生させることができるのなら、毛包を再生させることもできるのではないかなと個人的には考えはいます。とりあえず今は希望を持って研究の動向を見守ることにしましょう。
いつも楽しく拝見させて頂いております。
管理人さんに質問なんですがアデランス社の毛髪培養の臨床試験がフェーズ2まで進んでるとの事ですが臨床試験はいくつまであるのですか?
ブログにいつもお越しいただいてありがとうございます。さて臨床試験ですが、最終的にはフェーズ4まであります。ただフェーズ Ⅲの後に、製造販売承認申請が行われるので、薬が世に出るかという点では、実質フェーズ Ⅲまでといえるでしょう。アデランスの毛髪培養の臨床試験も順調のようなので、早く市場に投入されるといいですね。
wikiの解説が参考になりますのでご覧になってみてください。
購入可能のようです。
私もここで購入致しました。
日本語のサイトで届きました。
今は容量が増えたのとペプチドが入ってるんですよね
もう少しまてばよかったでしょうか。
ActiStemの情報ありがとうございます。日本語サイトでは、
当ブログの文章を使っていただいてるみたいで光栄です(笑)。日本でのユーザーが増えることで、どれくらいの効果があるのかなどの情報や体験談が共有できるようになるといいですね。

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