毛髪培養の技術的基礎 – replicel -
今回は、Replicelによる毛髪培養の技術的バックグラウンドについて解説しているページの翻訳をさせていただいた。Replicel社の毛髪培養では、毛乳頭細胞を培養するのではなく、より効果的に毛包を作り出してくれる真皮毛根鞘細胞のほうを採取し培養することで毛髪を作り出すのだという。
またこの毛髪培養の治療対象は、男性型脱毛症にとどまらず、抗がん剤の治療の副作用で毛髪を失った場合や、ヤケドなどの損傷により毛髪を失った場合にも用いることができるとあり、従来の薬物などによる脱毛症の治療方法と比較しても、その応用範囲は広範にわたるものであることがわかる。
- replicel.com -
毛髪研究を、実際の応用へ。
カナダとドイツの権威のある大学を拠点として、20年以上にわたり、RepliCelの研究者たちは、免疫学、毛髪生物学、毛髪の成長を研究してきた。この研究チームは、男性型脱毛症の背景となるメカニズムを深く明かしてきた。
これまで、RepliCelの設立者と研究者達は、免疫学、毛髪生物学、毛髪成長、男性型脱毛症、毛包内分泌や形態形成、臨床皮膚医学の分野において、専門化による論文審査のある科学論文や医学論文の発表を行ってきた。
現在、RepliCelが研究活動の目的としているのは、Kevin McElwee医師やRolf Hoffmann医師による科学的発見の応用である。研究者達は、動物実験において、真皮毛根鞘に由来する細胞が、新しい毛包の形成を誘導する可能性を有していることを発見した。真皮毛根鞘に由来する細胞は、毛乳頭に由来する細胞と比較しても、よりよく毛髪成長を誘導することが分かっている。このことは真皮毛根鞘細胞が、毛髪の成長サイクルにおいて細胞が移動することを通して、毛乳頭を形成する源となっていることを示唆している。
この発見は、2003年になされた特許出願の基礎となっており、ヨーロッパとオーストラリアにおいて特許が認められており、米国、日本、カナダにおいても特許申請中である。
The Journal of Investigative Dermatologyにおいて発表された研究者たちによる研究内容の詳細は、「Cultured Peribulbar Dermal Sheath Cells Can Induce Hair Follicle Development and Contribute to the Dermal Sheath and Dermal Papilla」で、閲覧することができる。
この初期の研究から、RepliCelでは、患者の健康な毛包細胞を注入するために、真皮毛根鞘細胞を採取するために分離するための処理方法の開発を進めてきた。頭皮に注入された真皮毛根鞘細胞は、十分に成熟した毛包の成長を誘導してくれるものと期待されている。
RepliCelによりなされた科学的発見を、男性や女性における男性型脱毛症やその他のタイプの脱毛症の安全かつ効果的でメスをともなわない治療法に応用するために、実際の被験者による臨床試験が進められている。
RepliCel社の毛髪培養により治療が可能な脱毛症の種類は以下のものである
・男性および女性における男性型脱毛症
・ヤケドや化学薬品による損傷、外科手術や皮膚がんによる皮膚の除去により毛髪を失ったもの
・けん引性脱毛症
・抗がん剤による脱毛症
・瘢痕性脱毛症(扁平苔癬様角化症、シュードペレード オブ ブローク、前部繊維化脱毛症、中央遠心(離心)疤痕性禿髮、脱毛性毛嚢炎、脱毛性毛嚢炎、頭皮解離性毛包周囲炎)
・先天性脱毛症
・先天性貧毛症
・家系的に、もともと毛髪が薄い場合
■引用元
Research Findings | RepliCelより引用
■いただいたご意見
前回の記事Histogen社の主張が認められる。SkinMedicaとの特許をめぐる裁判でにいただいたコメントへのお返事となります。
私は今、植毛を考えているのですが、将来、植えた毛が培養した毛を注入する際、邪魔になったりしないでしょうか。
ご意見ありがとうございます。この点については、Replicel社やアデランス社のサイトにおいて特に言及されておりませんが、個人的には、現在の自毛移植が複数の回数に渡り行われることを踏まえれば、特に大きな障害にはならないと考えております。
毛髪培養のコストはどれくらいになると予想してますか。
ご意見ありがとうございます。何処に書かれていたのかは記憶があいまいですが、現在の自毛移植と同程度の価格を目指すと読んだ覚えがあります。なお、毛髪培養ではありませんが、Histogen社のWntにより新しい毛包を作り出す毛髪再生医療の場合ですと、実験治療の段階で、9×9平方センチメートルを治療するにあたり¥315.000とのことです。
最近、jigamiのニュースがないですねー。
ご意見ありがとうございます。Jigamiのほうは、新しい情報は発表されておりませんが、現在臨床試験が進められている段階にあります。また新しい情報が入りましたら、ご紹介させていただきたいと思います。
どうして、日本では毛髪培養に関する記事がほとんどないのでしょう。
ご意見ありがとうございます。ひとつは、日々、英語圏からのメディアから配信される情報量は膨大であり、日本のメディアが、その全ての情報をカバーし翻訳できているわけではないからなのだろうと個人的には思います。英語圏のメディアのトップ記事を飾るようなニュースは、日本のメディアもカバーしているのでしょうが、まだ研究開発の段階にあるようなニュースについてはカバーできていないのだと思います。
igamiの情報が出ないので私も気掛かりですが、
それも当然かと思います。
私見ですが、
そもそもはじめの情報も一般向けではなく、
株主向けの長期計画だったはずです。
(間違ってたらごめんなさい)
一般向けに進捗状況をリリースすれば、
現在の商品であるカツラや、増毛の売れ行きが
落ちますので、資金調達のための情報リリースに
抑えてあるのでしょう。
とはいえ、私も早く知りたいです。
ご意見ありがとうございます。同様に別のタイプの毛髪再生医療を開発しているFollica社も、ビジネス上の理由から、現在すすめている技術の全容は公表しないとしております。特許などにも関係することも考えられますし、全容を一般に公表しているわけではないと思います。また新しく情報が入り次第、紹介させていただきます。
いつもお世話になっております。
脱毛に対する服用薬といえばプロペシアとミノキシジルタブレットだと思いますが、その他の服用薬は研究・開発されているのでしょうか。あまり聞かないもので。
、
ご意見ありがとうございます。脱毛症向けの治療薬も、開発はされているようです。(こちらも参照ください)
とは言え、すでに脱毛症治療の研究は、薬による治療から、確実に治療のできる毛髪再生医療の方向に向かっているのではないかと個人的には感じております。
アデランスはカツラの売れ行きが悪く、業績が落ち込んでいるようですが、研究の資金などは大丈夫なのでしょうか。
ご意見ありがとうございます。確かに株価も低空飛行を続けているようですね。ユニヘアーほどの規模があれば、資金が足りなくなれば新株を発行することで、毛髪培養の研究資金は調達することはできると思われます。その意味で株主に、毛髪培養の研究状況や将来性を積極的にアピールしていくことが大切になるのではないでしょうか。
その他、メールやmixiなどでのメッセージを下さった方、どうもありがとうございます。この場を借りてお礼申し上げます。
■関連記事
Histogen社 毛髪再生医療の臨床結果を学会で発表
毛髪再生医療を研究するHistogen社のリポート映像
毛髪再生医療のHistogen スキンケア会社から訴訟
細胞外マトリックスによる毛髪再生のメカニズム – trx2.com –
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○RepliCelについて
RepliCel Life Sciences社では、男性や女性に一般的に見られる男性型脱毛症の治療法である細胞ベースによる治療法の開発を行っている。
現在、注力しているのは、実際の被験者でのRepliCelによる細胞ベースの毛髪再生医療の有効性と安全性の確認である。最終的な目標は、男性や女性における様々な脱毛症に対応する安全であり、確実に効果のある、そしてメスを伴わない
治療法の開発である。
○革新的な研究成果
RepliCel Life Sciences社は、2000年代初期においてPhillips大学や免疫学、毛髪生物学、毛髪成長、皮膚医学の権威であるKevin McElwee博士とRolf Hoffmann博士の革新的な発見を前進させるために設立された。
McElwee博士とHoffmann博士は、動物において真皮毛根鞘細胞が、成長した毛髪を作り出す能力を持っていることを発見した。RepliCelでは、この知見を、人の脱毛症における治療のために開発を行っている。
この(毛髪再生のために)必要不可欠な細胞の発見に加えて、RepliCelでは、様々なタイプの脱毛症で悩む男性や女性において自然な仕上がりの毛髪を作り出す安全でメスを伴わない治療法を開発するという目標のもと、真皮毛根鞘細胞を採取し、培養する手法を生み出した。細胞工学と実験モデルに基づいたこの手法は、前臨床試験においても、大きな可能性を見せた。
この治療法は、さらなる安全性と有効性を確立するために、さらなる研究開発が続けられている。最初の臨床試験フェーズI/IIaが、2010年の12月よりグルジアで開始され、2012年には、さらなる臨床試験がカナダとヨーロッパにおいて、行われることが予定されている。
○David Hall – CEOの言葉
我々のビジョンは、人々の脱毛症を有意に減らす、もしくは完全に無くしてしまうことで、彼らの健康と生活のあり方を良くしようというものである。
我々の使命は、安全で自然であり、なおかつメスを伴わない治療法の開発を通して、毛髪細胞培養と毛髪再生の科学を進歩させ続けていくことである。
我々の義務とは、最高度の科学、臨床、医療倫理を維持することである。
これは、我々のあなたたちに対する約束である。
■引用元
Corporate Overview | RepliCelより翻訳
■関連記事
毛髪培養RepliCel™の特許取得状況
毛髪培養RepliCel™ 臨床試験での培養細胞の注入を完了
毛髪培養Replicel 公式サイト正式に立ち上げ
毛髪培養Replicel – RepliCel Life Sciences Inc. -
毛髪培養による毛髪再生医療 – Tricho Science社 -
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RepliCelの特許
毛髪培養RepliCelにおける、毛髪再生治療を目的に使用する真皮毛根鞘細胞の採取手法についての特許は、ヨーロッパとオーストラリアで取得されている。また米国、カナダ、日本においても特許を申請中である。
| 国 | 特許ナンバー | 申請 | 状況 | 承認日 | 備考 |
| オーストラリア | 2003246521 | 2003年06月05日 | 取得 | 2008年01月03日 | |
| カナダ | 2 488 057 | 2003年06月05日 | 申請中 | ||
| ヨーロッパ | 1 509 597 | 2003年06月05日 | 取得 | 2009年12月30日 | ドイツ、スイス、オーストリア、スペイン、フランス、英国、イタリア、ポルトガル |
| 日本 | 2005-528916 | 2003年06月05日 | 申請中 | ||
| 米国 | Us-2006-0088505 a1 | 2003年06月05日 | 申請中 |
■引用元
Intellectual Property | RepliCelより翻訳
■いただいたご意見
前回の記事毛髪培養研究の現在 -Sydney Morning Herald紙 -にいただいたコメントへのお返事となります。
自毛移植関係の方は基本的には毛髪培養技術に対しては否定的ですからね前々から。
ご意見ありがとうございます。毛髪培養を含めた次世代の毛髪再生医療は、既存の治療を行う企業などにとっては脅威になることから否定的になるのかもしれませんね。
この記事はいつ頃なんですか?
培養した細胞は自らの機能を忘れてしまう事について解決した企業はないのですか?
ご意見ありがとうございます。前回の記事は先月のものです。すでにアデランスやReplicelでは毛髪培養の臨床試験を行っていますが、前回の記事はオーストラリアのニュースのため、記事を書いている記者が、それらの最新の状況を知らずに書いているということは十分にあると思います。
人類は二年以内に新しい脱毛症の治療のテストを行う可能性があるとありますが、Jigamiがすでに臨床試験をやって成果をあげているのではないでしょうか。
ご意見ありがとうございます。ご指摘のように、既にJigamiやReplicelでは臨床試験を行っております。毛髪培養ブログでは、記事の内容を忠実に翻訳しておりますので、私が以前に紹介させていただいたデーターと矛盾する内容のニュースもそのまま紹介させていただいております。
RepliCelもすでに毛髪を培養して人にテストしてるんではないでしょうか?
1個前の記事に書いていたような・・・。
ご意見ありがとうございます。Replicelも既に実際の被験者による臨床試験を行っております。このオーストラリアのニュースを書いている記者が、Replicelの開発状況について知らずに報じているものと思われます。私は内容をそのまま翻訳していますので、上記のような場合、以前に紹介させていただいているニュースとは矛盾する内容になることがあります。
しかし毛髪培養の臨床試験は既に行われていますので、それらの最新状況についてはReplicelやJigamiについてのカテゴリーの記事をご覧ください。
ネズミで毛が生えた!というのは前もありましたが・・・。
その後どうなったのかなぁ~。音沙汰ないけど。
やっぱりネズミの人間の差を大きいですよ。
自毛植毛の個数が増えても、定着しなければ意味がない。
着いてすぐ抜けてしまい生えてこなくなる場合もあるし、移動した側は薄くなり後遺症で脱毛する事もある。全体をみて
多くなったと感じる人は、小さな脱毛がある人のみでしょう。移す髪もない人には何の意味もない。
ご意見ありがとうございます。ご指摘のように自毛移植については、定着するかどうかの問題点があるようですね。また移植元となるドナーが十分に残っている必要がありますが、毛髪培養やWntにより新しく毛髪自体を作り出す次世代の毛髪再生医療は、これらの問題点を解決してくれるものになると思います。
教えてください
私の娘ゎ、小児ガンで治療をして、薬が終われば生えてくるはずの髪が、まったく生えません。いろんな記事とか調べてますが、難しすぎて、わからなくて。どこで、何をすればいいかもわからず。もぅ、何年も娘と頑張ってますが、未だ治療法はないです。子供にもできる何かないでしょうか。助けてください。
コメントいただきましてありがとうございます。お子様が小児ガンとのことで、大変な状況をお察しします。抗がん剤による脱毛が、一般的には治療が終了してから4ヶ月から6ヶ月くらいで毛が生え始めるとのことですね。この点からすると、薬による治療を終えてから何年もという状況は、一般的ではないと思われます。
ただ私もネットで拝見させていただいたところ、がん患者の方で毛髪が回復しない方が少なからず、いらっしゃるようです。個人的な意見では、抗がん剤の影響で毛包の細胞が死んだのか、休眠状態のままになっているのではないかと思うのですが、いちど皮膚科の先生にご相談されるとよいかと思います。
いつも更新ありがとうございます。
お忙しいところ恐れ入りますが、
できれば、各種培養技術の現状の要約や進捗状況を、
管理人さんのコメント付きで『一覧表』にしたような
ページを作って頂けないでしょうか。
情報量があまりに多くて、個々の記事をひとつひとつを比較できず、
何年後を目標とした技術なのか把握するのが難しいです。
これからも応援しておりますので、よろしくお願い致します。
ブログを応援いただきまして誠にありがたとうございます。ご指摘のように、現在開発が進められている毛髪再生医療も、毛髪培養やWntによるタイプ、細胞外マトリックスなどを始め、さまざまな種類の治療法が研究されているため、全体像を把握しづらいですね。
以前の毛髪再生医療の動向と2010年のまとめの記事が、開発状況の全体像を把握するのにお役に立てると思いますが、また適宜最新情報を反映させた全体像のまとめも作成させていただきたいと思います。今後とも毛髪培養ブログをよろしくお願いいたします。
管理人さんは皆が満足するレベル(20代)の頭髪まで復活できる技術が完成するまで実際に何年ぐらいかかると思いますか?
ご意見ありがとうございます。個人的には毛髪培養やWntによる毛髪再生技術が実用化し始めるであろう、2010年代後半くらいであろうと思ってはいます。しかし細胞外マトリックスと自毛移植を組み合わせた治療法も一部で行われ始めたことから、既に治療法は実用化しつつあるとも言えると思います。
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RepliCel Life Sciences社(証券番号:NCSLF)では、実際の被験者によるTS001-2009臨床試験での最新情報を発表させていただく。現在のところ、臨床試験に申し込んだ20人の被験者が、RepliCel™テクノロジーを用いて培養するための細胞を提供し、さらに2011年3月10日には、RepliCel™テクノロジーにより、用意されていた毛包細胞の最初の注入を完了している。
毛包細胞の最初の注入は、TS001-2009臨床試験における次なるステージの始まりであることを示している。現在の段階においては、毛包細胞注入後の観察期間において、被験者は研究センターに再度足を運び、細胞注入に伴う悪影響がないかどうかのチェックを行い、毛包細胞の注入による毛髪の成長の効果を確認する。
2012年01月の終わりまでには、全ての被験者の6ヶ月に渡る細胞注入後のチェック期間を完了するものと見込まれている。最終的な被験者の6ヶ月に渡るチェックが完了次第、TS001-2009規格に基づく研究における結果の測定のため、採取されたサンプルの分析が行われる。
この分析においては、有害事象の程度についてプラシーボとの比較により、治療部位における毛包細胞の安全性の分析を伴い、治療部位における毛髪成長の効果についても分析される。分析により得られたデーターは、2012年の早期において明らかになる予定である。被験者による追跡調査は2013年の6月まで行われ、最終的な結果は、2013年の第3四半期に明らかにされる予定である。
○TS001-2009臨床試験の概要
TS001-2009による臨床試験は、男性及び女性における脱毛症の治療のためのRepliCel™テクノロジーにおける効果と安全性をテストするために規格されている。NorwoodスケールによりVIに分類される男性とLudwig基準でIIまたはtype IIIに分類される女性の20人の被験者が参加している。臨床試験の開始時において、被験者は健康状態を確認するために血液の採取を行い、RepliCel™テクノロジーによる処理を行うために、頭皮から毛包細胞の採取を行っている。
細胞の処理が完了すると、被験者は全体の健康状態や頭皮の状態を測定するために研究センターを訪れ、培養媒体で増殖させた細胞と、プラシーボの媒体で培養した細胞の両方の注入を、あらかじめ選択された頭皮の部位に行う。
追跡調査の期間においては、被験者は細胞注入後の24ヶ月の間に、10回ほど研究センターに足を運ぶことになる。被験者は全体の健康状態の測定を行い、培養媒体で増殖させた細胞とプラシーボで培養した細胞を注入した両方の部位についての測定を行う。デジタル画像により、細胞注入後における治療部位の健康状態や毛髪の成長状態についての変化を記録する。
さらに細胞注入後、6、12、24ヶ月の時点において、細胞注入部位の頭皮組織の採取を行い、トータルで被験者が参加する期間は27ヶ月となる。
○ RepliCel Life Sciencesについて
RepliCel Life Sciencesでは、男性や女性で一般的に見られる脱毛症の、世界で初めてのメスを使わない治療法となる可能性を秘めている毛髪培養テクノロジーによるRepliCel™を開発している。RepliCel™は、患者自身の健康な毛包細胞を採取し培養する細胞移植技術に基づいたものである。脱毛症の部位に細胞を移植すると、毛髪を再生することが見込まれている。
当該技術に関する特許はEUおよびオーストラリアで取得されており、国際的な司法によって保護されている。RepliCel™は、当社に所属する、毛髪成長、毛髪生物学や皮膚医学を専門とする著名な研究者たちにより過去9年にわたって開発が続けられている。
■引用元
RepliCel Update on First-In-Human Clinical Trial TS001-2009 | RepliCelより引用
■いただいたご意見
前回の記事睫毛育毛剤Latisseによる毛髪成長 – NY Times -にいただいたコメントへのお返事となります。
去年話題になったHSCですがどうなったのでしょう?
早く治療を受けたいのですが。
ご意見ありがとうございます。現在のところ追加情報ははいってきておりませんが、赤井クリニックさまのブログで、新しく情報が掲載され次第ご紹介させていただこうと思います。
まつ毛も髪もだめでした。日本人にはあわないのかな??
ご意見ありがとうございます。Latisseを頭髪に用いられたということでしょうか?前回の記事の情報では、70パーセントの患者に効果があったとのことですので、必ずしも全ての人に効果があるわけではないということは言えると思います。
先日の回答ありがとうございました。
いろいろな技術が出てきているようですが、
最も効果が期待でき、また最速なのは2014年の
毛髪培養なのでしょうか。
それまではプロペシアが最良の選択となるのでしょうか。
お世話になります。個人的な意見としては、現在のところ現実的な治療法は、プロペシアや細胞外マトリックスによる治療になってくると思います。近く実用化される治療法となると、毛髪培養とHistogenのHSCになるものと思われます。
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毛髪培養Replicel – RepliCel Life Sciences Inc. -
毛髪培養Replicel – RepliCel Life Sciences Inc. -
毛髪培養TrichoScience社の株式を取得 -Berkley Resources -
毛髪培養による毛髪再生医療 – Tricho Science社 –
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公式サイトを制作途中であることをご紹介させていただいたが、正式に立ち上げ開始となった。この新しく開始した公式サイトでは、毛髪培養の概念から、企業概要などが紹介されている。
- replicel.com -
当社の動向を適切に反映するために、Newcastle Resources Ltd.では、RepliCel Life Sciences社(証券コード:NCSLF)の会社名のもと、事業を進めている。RepliCel では、男性および女性で一般的に見られる脱毛症、男性型脱毛症の細胞ベースでの治療法の開発途中である。当社では近く正式に会社名を変更する予定である。
RepliCelでは新しい公式サイトの立ち上げをお知らせする。この新しい公式サイトでは、ユーザーに当社による毛髪治療テクノロジーの包括的な情報ソースや、実際の人での初めての臨床試験について提供する。また当サイトではCGアニメーションにより、Replicel™の施術のメカニズムや概念についてご覧になることが出来る。(当社の)株主も、当社の経緯や在籍する研究者たちの情報について知ることが出来る。ユーザーの方は、最新の情報を知りたい方はリクエスト・フォームから登録いただきたい。
○ RepliCel Life Sciencesについて
RepliCel Life Sciencesでは、男性や女性で一般的に見られる脱毛症の、世界で初めてのメスを使わない治療法となる可能性を秘めている毛髪培養テクノロジーによるRepliCel™を開発している。RepliCel™は、患者自身の健康な毛包細胞を採取し培養する細胞移植技術に基づいたものである。脱毛症の部位に細胞を移植すると、毛髪を再生することが見込まれている。
当該技術に関する特許はEUおよびオーストラリアで取得されており、国際的な司法によって保護されている。RepliCel™は、当社に所属する、毛髪成長、毛髪生物学や皮膚医学を専門とする著名な研究者たちにより過去9年にわたって開発が続けられている。
■引用元
RepliCel Life Sciences Launches New Corporate Website | RepliCel:
■いただいたご意見
全快の記事遺伝子Lgr5と毛髪培養 – Bernstein Medical -にいただいたコメントへのお返事となります。
これは遺伝子治療って事ですか?
管理人さんは毛髪培養技術が確立したら生え際など普通の人と同じように違和感のない感じにできると思いますか?
ご意見ありがとうございます。遺伝子治療ではなく、毛髪培養を開発する上で、有用なタンパク質を作り出せる可能性があるということです。ご指摘にように、毛髪培養技術が確立された際には、通常の毛髪と比べて違和感のないものになると思われます。
2009年の情報とありますが、現在は問題は解決されたのでしょうか。毛髪培養の臨床試験がおこなわれていると以前拝見しましたが、どうなのでしょう。
ご意見ありがとうございます。培養段階で毛包誘導能力が失われる問題点についてどのようなアプローチをとっているのかについて詳細は公表されていませんが、実際の患者による臨床試験の段階に進んでいるところを見ると、何らかの方法で克服しているものと思われます。
なぜ後頭部や側頭部の毛は抜けないのか。大元となる幹細胞は同じじゃないのか。
後頭部や側頭部付近から採取した幹細胞を頭頂部などに注入すれば、
DHTの影響を受けない毛包となるのか。
ならないとしても、幹細胞から毛包になる過程で必ず遺伝子の情報が左右しているはず。
遺伝子レベルで解明できれば遺伝子操作できるはずだ・・・たぶん。
ご意見ありがとうございます。ご指摘のように遺伝子情報がカギとなると思います。たしか10年以上前に読んだ本の内容では、頭頂部の毛と後頭部の毛ではDHTに対する感受性が違うのではないかという著者の考察が書かれていたように記憶していますが、このような違いも遺伝子情報の発現の違いが原因なのかもしれませんね。
Lgr5が2009年に発見され、毛髪培養の問題は、”毛包細胞も培養を重ねるごとに毛包を形成する能力を失ってしまう”と書いており後で”何世代も培養した場合であっても毛包として分化する機能を維持していることが示された”とかいてあります。ということは毛髪培養は完成していると考えてよいのでしょうか?もう2年も経つのですが、全くと言っていいほどこれに関した情報がでません。いつもみたいに自然に消えていく運命なのでしょうか?
ご意見ありがとうございます。Lgr5遺伝子を用いて、毛包誘導能力を維持するという方法については、実験レベルだと思いますが、毛髪培養を開発している企業では別の方法を用いてこの問題点を克服しているのではないかと思われます。少なくとも毛髪培養は、複数の企業や大学が開発している状況を思えば消えていくということは考えにくいと思われます。
外国でする場合、現地で日本語のできるガイドさんを
雇うのが一番いいと思いますが・・。
ご意見ありがとうございます。資金に余裕がある方の場合は、通訳を雇うのもひとつの方法ですね。
どんどん抜けていっていろんなこと考える。
後頭部からの自毛植毛がいいのか、
培養技術の完成を待つのがいいのか…。
さらには、どの技術を使った自毛植毛がいいのか、
どの培養技術が研究として有望なのか…。
もっといえば、研究のゴールを待ち続けていて
自分の寿命が足りるのか(笑)
あー、毛が欲しい(T-T)
ご意見ありがとうございます。これまでは脱毛症に関する有効な治療法というのがないという状況が続いてきましたが、確実に治療できる方法が開発されつつあります。市場投入されるのは、それほど遠い未来ではないと個人的に考えておりますが、多くの人たちのために早く実用化されるといいですね。
ネットで検索してもこのブログの情報以外に毛髪再生に関しての情報はあまりなく、日本の研究機関は毛髪再生に関して可能性は低いと否定的で関心がないように見えるのですが、
管理人さんが和訳してくださっている記事は海外では注目されている感じなんですか?
ご意見ありがとうございます。日本のメディアでは毛髪再生医療の情報はほとんど出ておりませんね。まだ毛髪再生医療は開発段階で、一般に認知されているわけではないでしょうが、私が紹介させていただいている記事は、メジャーなニュースからの翻訳も多く、英語圏における毛髪再生医療に対する注目度は、日本におけるそれと比較しても高いものと思われます。
こんなのみつけました。
髪 を 太 く す る 細 胞 特 定(2011/05/02)
【名古屋】日本メナード化粧品(名古屋市中区、野々川
純一社長)は、髪が太くなる効果が期待できる細胞と、
その細胞を増やす植物成分を突き止めた。
毛包上部にあるCD34たんぱく質を含む細胞の数が
多いほど、髪が太くなることがわかった。
5月末にもこの細胞の数を増やす植物成分「ビロード
モウズイカエキス」を配合した育毛剤を発売する。
市販の育毛剤は毛母細胞に作用する成分を含む製品が主流。
毛母細胞のもとになるCD34たんぱく質を含む細胞に
着目した。
細い髪ほどこの細胞の数が少ないことが判明。同時に
独自開発したビロードモウズイカエキスを添加すると
細胞数が約2倍になることを確認した。
これ本当ですかね。
この記事に関することで何かご存知でしたら教えてください。
ご意見ありがとうございます。このニュースの詳細については、あまり詳しくは存じないのですが、毛母細胞に刺激を与えるというアプローチでは、毛髪が失われて長い期間が経過しているようなケースについては効果は対して見込まれないと思われます。その意味でも、毛包それ自体を新しく作り出す毛髪再生治療は、どのようなケースでも治療が可能になる点で非常に注目されます。
この半年ほどアデランスの毛髪培養(jigami)
についての情報が出てこないのですが、
順調に研究が進んでいるのでしょうか
ご意見どうもありがとうございます。2011年になってからまだ新しい情報は出ておりませんが、すでに2008年から臨床試験のフェーズ2にはいり、昨年の段階で患者の半数以上で有意な効果が確認されている点からすると、研究は順調に進んでいるものと予想されます。
■関連記事
毛髪培養Replicel – RepliCel Life Sciences Inc. -
毛髪培養 「Jigami™」 臨床試験200人達成へ -Aderans Research-
Histogen社 1千万ドルの資金調達を完了。2011年から臨床試験も
米Follica社による毛髪再生医療のアプローチ
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TrichoScience Innovations Inc.。カナダに拠点を構えるTrichoScience社の開発を進める毛髪培養の商品名が、「RepliCel™」であることは以前報じたとおりであるが、建設途中の状態にあるものの、RepliCel公式サイトが制作されているところを見つけたためご紹介させていただこうと思う。
同社には、去年あたりからNEWCASTLE RESOURCES LTDなどの投資ファンドの資金が流れ込んでおり、毛髪培養の研究開発が順調に進んでいることをうかがわせる。TrichoScienceでは、どうやらRepliCel Life Sciences Inc.という新会社を設立した模様で、恐らく毛髪培養の市場投入は、RepliCel Life Sciences Inc.を通じて行われることになりそうだ。なお、公式サイトの正式な立ち上げは2011年の第2四半期になるとのことである。
- replicel.com -
RepliCel Life Sciences Inc.では、毛髪細胞の培養技術を開発し、これは男性と女性の両方において見られる脱毛症の半永久的でメスを用いない治療法となる可能性を秘めている。
このテクノロジーは過去9年に渡り、当社に所属する著名な研究者や医療分野のエキスパート、つまりそれは毛髪の分野におけるスペシャリストのことであるが、彼らの手により研究開発が続けられてきた。
この毛髪培養は患者自身の細胞を移植するものであり、患者の健康な毛包細胞を採取し増殖させる。頭皮の薄毛となっている部位に移植することで、健康な毛髪を作り出すのである。
RepliCel Life Science公式サイトは製作途中であり、2011年の第2四半期に立ち上げる予定である。
■引用元
RepliCel Life Sciences Inc.公式サイトより翻訳。
■いただいたご意見
前回の記事毛髪再生に光をもたらすFollica社 -xconomy.com -にいただいたご意見へのお返事となります。
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長らく更新が泊まっておりましてどうもすいません、同時にご心配いただきましてありがとうございます。これからも読者の皆様に、毛髪再生医療に関する最新情報をお届けできるようがんばってまいります。
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毛髪培養TrichoScience社の株式を取得 -Berkley Resources -
毛髪培養による毛髪再生医療 – Tricho Science社 -
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2011年4月18日 | コメント/トラックバック(0)|
カテゴリー:育毛最新ニュース
毛髪培養TrichoScience社の株式を取得 -Berkley Resources -
毛髪培養に投資ファンドも注目しているのかもしれない。米国とカナダで上々しているBerkley Resources Inc.が、毛髪培養を開発しているTrichoScience社の新しい株主となった。尚、TrichoScience社は、2010年の後半には、実際の被験者に対する臨床試験を開始するとのことである。また開発している毛髪培養は、「RepliCel™」という商品名になるとのことである。
- MarketWatchより -
Berkley Resources Inc.は、バンクーバーに拠点を置くTrichoScience社の株を、一株あたり1カナダドルで、20万株取得した。TrichoScience社は、プライベートの生命科学企業であり、RepliCel™という毛髪培養技術を開発、特許を取得している。この毛髪培養は、男性型脱毛症や、その他のタイプの男性や女性における脱毛症に対するメスを必要としない効果的な治療法になると見込まれている。Berkley Resourcesは、TrichoScience社の発行済株式数の2 .13パーセントを取得し、筆頭株主となった。
RepliCel™による施術は、患者から毛髪の細胞を採取し培養したものを移植する技術に基づいている。薄毛になっている部位に、培養された細胞を移植すると、自然な毛髪を再生する。RepliCel™は、2010年の後半の始めに、被験者を用いた臨床試験フェーズ1に入る。
○BERKLEY RESOURCES INC.について
BERKLEYは、米国とカナダの両国において投資機会を追求する分散投資型の成長志向のベンチャー企業である。BERKLEY社の株は、カナダ国立証券取引所(CNSX)において証券コードBKS、米国においては証券コードBRKDFで取引されている。
■引用元
Berkley Resources Purchases Interest in TrichoScience Innovations – MarketWatchより翻訳
■補足
Berkley Resources Inc.によるTrichoScience社の株式取得に関するプレスリリースはこちら。
■いただいたご意見
更新ご苦労様です。histogenの最新臨床結果のpdf見ましたが、画像を見た限り、ほとんど効かないのではないかと不安になりました。かなり期待していたのですが、この技術もダメなのでしょうか?
ご意見ありがとうございます。HSCによる毛髪再生医療ですが、確かに画像では分かりづらいようですね。恐らく写真では毛髪を短くカットしているので分かりづらいのかもしれません。
Histogen社が発表したデーターによると、治療後1年時において+73パーセントの増加が認められたとのことです。(治療前179本 ⇒12週間後に193本 ⇒1年後に263本)もともとの毛髪の2倍近い増加を見せていることからも、有望な治療法になると思われます。今開さらにこの数値が高くなることも考えられます。さらなる研究開発が楽しみですね。
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